転職・独立開業に備え中小企業診断士の勉強を通学で学ぶ方法
転職を有利にしたり、定年後を見据えた独立開業に有利な資格の一つとして、国家資格である中小企業診断士があります。
中小企業診断士の資格を得るための勉強方法方法として、通学して勉強する方法を検討している方がいらっしゃるかと思います。
もし、あなたが東京、大阪、名古屋などの大都市、またはその周辺に住んでいるなら通学で学ぶ方法も可能です。
大都市には、中小企業診断士の資格をとるため養成コースを通学して学ぶところが多くあるからです。
働きながら資格を取りたいと思っている方のために、夜間や土日に通学できるところもありますので、平日は通学できなくても通うことができます。
働きながら学ぶ方にとっては、貴重な時間を使って勉強するのですから資格取得というゴールに向かって最善の方法で学ぶことが大切です。
今回は、中小企業診断士の受験勉強を通学で学ぶときのメリット・デメリット、通学コースの選び方について紹介します。
●中小企業診断士の受験勉強を通学で学ぶメリット
通学で学ぶ場合は、通信教育や独学では得られないメリットがあります。
・講師の生の話が聞ける
通学による勉強方法では、講師の話がじかに聞けるのが何といっても魅力になってきます。
通信教育では、音声や動画による教材があってもそれは録音、録画されたものですが、教室では講師の話が直接聞くことができます。
視覚も含め五感総動員して吸収できるので、効率的に覚えることができます。
また、録画などの教材では絶対入らないような裏話やオフレコの情報なども吸収することができるのも特徴です。
・分からないところは質問できる
通信教育の場合は、分からないところがあっても中々質問ができなくスクーリングの時だけになりますが、通学で学ぶ場合は講師に質問ができその場で答えてもらうことができます。
分からないところが先送りにならないので、理解も早まります。
・仲間と一緒に学べる
通学で勉強する場合は、目的を同じとする仲間がいるので通信教育や独学の場合のような孤独感を味わなくても済みます。
仲間とよく理解できなかったところを話あったりすることもできるので、モチベーションも維持しやすくなります。
●中小企業診断士の勉強を通学で学ぶデメリット
一方、通学で中小企業診断士の勉強を通学で勉強するときのデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。
・時間に大きく制約される
通学では勉強するための時間帯、場所が決まっており、そこに自分がいないと講義を聞くことができません。
そのため、いろいろな条件を排除してそれに合わせなければならないので時間に大きく制約されています。
急な出張などが入って、講義に参加できなくなった場合は得られるはずだった知識の吸収ができなくなり、以後の学習にも支障をきたします。
また、通学のための移動時間や交通費なども必要となってきます。
・費用が高め
通学による勉強方法は、通信教育や独学による勉強方法に比べ一般的に費用が多くかかります。
費用としては前述したように、受講料と交通費などです。
大手の資格予備校の中小企業診断士の通学コースの受講料を見てみましょう。
<資格の大原>
・中小企業診断士1次・2次ストレート合格のスタンダードコース:298,000円
<TAC>
・中小企業診断士1次・2次ストレート本科生:286,000円、入会金10,000円
<LEC>
・中小企業診断士1次・2次プレミアム速修合格コース:264,000円
以上により、通学によって勉強する方法は、受講料だけで約30万円かかることが分かります。
通信教育で勉強する方法は、低価格の通信教育講座を選ぶと9万円以下で学ぶことができますので、通信教育に比べて約3倍の受講料がかかるとみていいでしょう。
●通学コースを選ぶときのポイント
通学コースも通信教育の場合と同様に複数あるので、どこを選ぶとよいのかがなかなか分かりにくいと思います。
通学コースを選ぶときのポイントは、通信教育を選ぶ時のポイントは同様に考えて問題ないと思います。
・学習のカリキュラムが優れている
通学コースは、学校独自のカリキュラムが組まれています。
通学コースで学ぶ前の段階で判断するのは、結構難しいですが復数のコースを比較してみて、自分の能力、時間的な要素などを考えて自分に適しているところを選ぶことが大切です。
・個別指導が受けられる
通学コースを選ぶときは、通学のメリットが十分生かせるところを選ぶことがより得策になってきます。
そのためには、個別指導が十分に受けられるところを選ぶことをおすすめします。
個別指導を受けることによって、勉強中の疑問点も解消していくし、能力に応じた指導を受けることができます。
・演習問題が多い
通学コースで勉強する方法を選んでも、どうしても知識の吸収に偏ってきます。
ですが、実際の試験ではいかに与えられた課題に対し答案を作るかが問題になってきて、作成した中味が評価されます。
そのためには、演習問題が多く答案作成の訓練をどれだけしてくれるかも選択のポイントとなります。
●通学によって中小企業診断士の勉強をするときのポイント
通学によって中小企業診断士の勉強することを検討している方にとっては、どんな心構えで勉強をするのかも気になるところです。
・授業には必ず出席する
通学の場合は、万難を排して授業には必ず出席することが大切です。
授業を休んでしまうとその箇所が分からなくなるので、その後の勉強にも影響がでてきます。
ゴールを目指して、一回も休まずに授業を受けることが合格につながります。
・必ず復習する
講義で聞いたことを一回で全て覚えることは中々できないものです。
特に、よく分からなかったというところがあると結果的には役立つものとなっていないもの。
講義を聞いたあとは、必ず復習して内容を再確認し、教材や講義中に取ったノートなど見ながら再整理すると知識が自分のものとなってきます。
・分からないところは質問で解決
通学で勉強するメリットは何といっても質問をして、回答が得られることなので疑問に思うことは遠慮しないで質問して解決するようにしましょう。
・答案を書く練習をする
講義の場合はどうしても受け身で聞くという形になってしまうので、意識して演習問題をたくさんやって答案を書く練習を積み重ねることが重要です。
★中小企業診断士を通信講座を利用して学ぶ方法については、こちらの記事も参考になります。
cyushokigyoshindanshi.hatenablog.com